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日本人はどうでもいい事に細かい

 同じ事を思う人は多いようだ。
 http://blog.goo.ne.jp/gelt/e/26be3b18c2444bb94e2acd225705f864
 私自身にも細かいと思う部分はあるのだが、日本人一般のそれは根本が異なると感じる。上の記事にもあるが、日本人は「形式的」「表面的」に正しく整っている事に偏重してこだわる傾向がある。そして逆に、形式的な正しさの影で、内容についてはいい加減で曖昧である事を好む。
 これは違う見方をすると、内容については不誠実で悪意があろうとも、形式的、表面的に正しく見えればそれで通る、という事だ。こう書いていて、今正に社会の有様がその通りになっている事を見るにつけ、やはり確信する。
 だから、物事の本質を見抜けない。だから、オブジェクト指向が理解できない。だから、合理的なシステムの構築が出来ない。思考方法を慣習的価値観のレベルで変える訓練をする必要があると言うことだろう。
 よく、いい所はそれとして伸ばせばいい、と言う話があるが、いい所を伸ばすには、悪い所が何かも把握する必要がある。こんな事ができるんだから我々は素晴らしいんだ、と言うのは、短絡的と言う他ない。整っている事を好む事それ自体が悪いと言うのではなく、それが日本人の本質の全てではない事を認識する必要があると言うこと。