ASi

漏洩の問責で不信任は違うだろう

そう来るだろうと思っていたけれど。
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/201115015.html
まぁそもそも自民党のパフォーマンスなのでまじめに突っ込むのもあれだろうけど(さらに、自民党はそもそもパフォーマンスをそれが煽動の為に正しいと思ってやっている、と言い出すと話が続かなくなるのでこれくらいにして…)。


漏洩自体について不信任というのは当たらないだろう。問題なのは、海上保安庁の、事件の証拠映像に誰でもアクセスできるようなずさんな管理が常態化していたと思われることと、それを意図的に漏洩する職員がいること。自民党政権時代に培われた腐敗と奢りが海上保安庁にも蔓延しているわけで、文民統制の根幹を揺るがす今回の事件に対しては、その解体再編も視野に入れて対処すべきと思われる(海保は正確には軍ではないが、いわゆる沿岸警備隊は他国でも一般に軍と警察の両面を持つ組織と扱われている)。
漏洩について責任を取らせるべきは、過去の自民党政権の大臣経験者であって、今回の件については現職ではない。現職は徹底的に組織のリファクタリング;Pをするべき。


内閣に責任があるとすれば、最初に公開しなかった、と言う、戦略のミス。