ASi

Alfa156TS クーラント交換

以前(10/3)ギアオイルと同日に行った作業。

マニュアル(eLearn)によると、ラジエーターのロワーホースのラジエーター側を工具なしでカチッと(想像です(;))外せるそうなのだが…エアクリボックスが邪魔でそんな作業スペースはありません(汗)。


なので、仕方なくロワーホースのエンジン側を外して交換しました。こちらの画像。ひょっとして以前に依頼して交換したときに換えられたのか、すでにねじ式のバンドに。


ロワーホースを外し、ラジエーターの運転席から見て右上端にあるプラスチックのエア抜き用のマイナスネジを空けます(これが写真が無いとわかりにくいと思う…直径1.2〜1.5センチくらいだろうか…)。この時、ゴムOリングを無くさないよう注意。
抜けきったら、リザーバータンクから水道水をバケツ一杯分くらい流して、洗浄。
次に、ロワーホースを繋いで、エア抜きから水が出てくるまで、水を注入。出てきたら、エア抜きのねじをすばやく締め、引き続きリザーバーが一杯になるまで水を入れる。
次に、エンジンからリザーバーへの戻りのホースを外して、それに内径15mmくらいのゴムかビニールのホースを繋ぎ、出口を排水受けに入れておく。
次に、リザーバーの蓋を開けたまま、エンジンをかける。エアコンは暖房に。すると、繋いだビニールホースから汚れとともに水が出てくる。この時、決してリザーバーの水を切らしてはいけない。エンジンがオーバーヒートして壊れます。水量を目視しつつ絶えず給水してください。
アイドリングをしながら、ラジエーターホースを揉んでエアだまりを移動させる。ロワーホースはファンが回っておりエンジン動作時に手を入れるのは危険なので無理に触らない。
10リットルほど排水したら、リザーバーの水量が底をつかない程度に減るのを待ち、今度はクーラントの原液を入れていく。計算上規定の濃度より2-3割り増しになる程度の量のクーラントを入れ終わるまで、排水しつつクーラントを補充していく。割り増しで入れるのは、排水しながらのため後から入れたクーラントも少しずつ失われるため。
クーラントを入れ終わったら、エンジンを止める。
先ほど外したエンジンからリザーバーへの戻りのホースを、元通りリザーバーへ繋ぎ、再びエンジンをかける。エアを移動させるため、30秒に一回くらい、エンジンを3000回転程度までゆっくり空ぶかしする。その合間にラジエーターホースを揉んでエアの移動を促す。5分ほどこれを継続する。
エンジンを停止し、リザーバーの水量を確認しMAXに調整後、リザーバーの蓋を閉める。仮止めではなく、しっかり閉める。
再びエンジンを始動し、正常に循環する事を確認する。
その後慎重に試験走行する。恐らく、冷却系に残っていたエアがさらに抜け、リザーバーのMAXからいくらか水量が減るはずなので、必ず確認し、十分冷却後に補充する。私の場合はMINまで減ったので、ずいぶんエアが残っていたのだと思われる。エアが抜けきるまでは、局所的なオーバーヒートでエンジンブロックにゆがみなどが出ると致命的なので、高回転は控える。

最後に、冷却水の全量交換は、難しくはないですが、手間がかかり、失敗するとエンジンに致命的なダメージを与えます。くれぐれもご注意ください。そもそも上記の方法が正しいかも分かりません。