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156TS ギアオイル交換

はじめに。メンテナンスマニュアル云々の情報について、私の持っているeLearnでは車種選択を TS2.0 ではなく JTS2.0 にしないと出て来ない。実際 JTS の情報なのだろうと思う(;) が、同じ形状のようなので、これを参考にしている。従って、ここで記述している事を鵜呑みにするのは危険です。くれぐれもご注意ください。

締め過ぎに注意!!

先日自分で交換したのだが、そのレポートの前に、下記サイトの情報を見て青くなってしまった。
http://www.smkymnky.com/VoS/156/drivetrain/kazz_lsd.html
プラグをねじ込みすぎるな、と。割れると。
げげ。
フィラープラグ、ネジが引っ込むまでねじ込んじゃったよ。やばいじゃんおい(^^;)。今思い返せば、確かに、ねじ込んでいる時ピキッという音が一度聞こえた(汗)。


しかし、メンテナンスマニュアルに拠ると、フィラープラグは 3.0-4.8daNm で締めよとある。これを念頭に作業した訳だが、プラグがギアケースと面一になるまで締めても一向にトルクが掛からないため動揺した。最終的に1mm弱ほど引っ込んだところで 1m kgf 程度は掛かったので、そこで止めたのだが…


こういう時、素人は弱い。機械整備の基礎を身に付けている方であれば応用的に判断し対応できたのだろう。これを読まれた方で「お前それやばいって」とか「〜しておけ」などアドバイス頂けると大変有難い。


ドレンプラグはそこまでねじ込んでないので、最悪フィラープラグ穴を痛めていてもいきなりオイルが漏れ出す状態ではないとは思う。ともあれ致命的な状態でないといいが…確認する必要がある。読者の皆様はご注意ください。ギアオイルのプラグは1〜2ミリ飛び出している状態が正常のようです。漏れ防止には液体ガスケットやシールテープを十分に使用する必要がありそうです。

レポート

今回は BP X9118S にした。理由は、ヤフオクで 4200+850(送) と、安かったから:P


上記ページ中、10mmヘキサゴンのドレン(上記ページ中のサブドレン)は空けないほうがいい? とあるが、メンテナンスマニュアルによると10mmヘキサゴンのドレンを使う記述と、12mmヘキサゴンのドレンを使う記述の、二つが見つかった。


http://f.hatena.ne.jp/ashura156/20091201083901
画像の、ケーブルの左側のオイルの垂れているのがフィラープラグで、12mmヘキサゴン。ここからオイルを入れる。黄矢印が10mmのドレン、赤矢印が12mmのドレン。10mmのドレンは調査の通り、空間が足りないので高ナットとスパナなどを使わないと空ける事ができない。画像は高ナットをセットしてある状態。
各所でも注意されているが、空ける時は必ずまずフィラープラグから。ドレンから排出後フィラーが硬くて開かね〜、なんてことになるとドナドナする羽目に(汗)


eLearn の
Procedures > 21 GEARBOX > 2110 MANUAL GEARBOX AND DIFFERENTIAL > 2110A manual gearbox and differential assembly > 2110A11 manual gearbox with differential - r r for versions with hydraulic selection
には、10mmヘキサゴンのドレンプラグでの交換方法が記述されている。


Procedures > 00 MAINTENANCE > 0010 NEW UNITS AND PLANNED MAINTENANCE > 0010T vehicle oil and fluids > 0010T40 change manual gearbox oil
では、12mmヘキサゴンのドレンプラグでの交換方法が記述されている。


一体なんでしょうなぁ…(汗)


形状を見る限りは、12mmヘキサゴンのドレンの方が下部にあるので、これも開けた方がより多くのオイルを排出できると思われる。また、上記ページによると、このプラグには磁石も付いているようだ。10mmヘキサゴンのドレンプラグには磁石は無かった。次回はこちらも空けて交換しよう。


交換作業自体は至極簡単です。プラグの締め過ぎ(;)に注意し、漏れ止めの処置さえ丁寧にやれば、エンジンオイル交換より簡単です。エンジンオイルの場合は入れすぎに配慮する必要がありますが、156TSのギアオイルの場合、フィラー穴から溢れて来るまで入れるだけです(正確には、フィラー穴の下端までで規定容量ということ)。
フィラー穴の位置が低いので、オイル缶から直接入れるのはちょっと無理があります。私はビニールホースと適当な漏斗でいれました。エンジンルームの上からフィラー穴にホースを差し込み、少しずつ流すだけ。TSは上から見てもフィラー穴に手が届くくらいアクセスが簡単なので、楽です。


続いてクーラントの交換を行った。そのレポートはこちらに。
http://d.hatena.ne.jp/ashura156/20091201/p1