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ネットの正論原理主義って?

村上氏のインタビュー記事についてのポスト。
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20090311
なんとなく分かる気はする。見た目上表面的に整っていて正しいことに流される傾向がこの社会は強い。
これについて、こういう意見があった。http://blog.livedoor.jp/y0780121/archives/50207143.html より

などと、自身をも含めた極めて特定された個人の集団に責任を負わせている。何ですか、この、学生運動⇒挫折⇒企業戦士⇒バブル⇒喪われた十年 という陳腐なステレオタイプって。

村上氏の発言は、特定された個人、について語っているのではないと思われる。学生運動に主体的に参加した者だけでなく、それを直接に間接に醸成した社会環境の主体である市民を指しているのだろう。民主主義社会の運営責任は市民にある、と言う事が分かっていれば、村上氏の発言は理解の易い言葉だと思われるのだが。

別にネットに限らず「正論原理主義」なんてどこにでもある有り触れたものだよ。

ともあり、確かにそれは"正論"なのだが、ネット上の議論が原理主義的に"1つの正しい事"を求めて先鋭化しやすいのも事実だろう。今となっては古の、パソコン通信でのBBS上の議論にも、そうした例は少なからず見られたものだ。


私はここ最近の村上氏のオウム真理教を扱った作品などは読んでいないし、文芸春秋の記事も読んでいないので、実際のところ、は分からないが。


ところで、壁と卵、とはスピーチ内容に誰かが勝手に付けた名前だったんだね(苦笑)。作品名かと思った。