以前引用した記事にもあるが、
http://d.hatena.ne.jp/ashura156/20100417
日刊ゲンダイの記事も同じ事を言っている。
http://gendai.net/articles/view/syakai/124824
何故、菅氏は消費税増税を言い出したのか理解に苦しむのだが、他国と税制比較をしたこれらの記事の内容に基づいて考えると、日本の消費税は低所得者に対する課税負担が現状でも他国より高い。なぜなら、食料品や生活必需品への課税は、エンゲル係数が高くなる低所得者ほど影響が大きくなるからだ。従って、現行の制度のまま消費税の増税を行うことは、低所得者の生活を直撃するはずだ。菅氏は誰に言われて消費税増税を持ち出そうと思ったのだろう。
ここでもまた、表面的な自己満足に浸らせてコントロールし易く搾取が容易いよう市民を煽動しようとする、悪質な官僚と古典的な政治家の意図が見え隠れする。ただひたすら富国強兵を目指す勘違いした連中だ。
財務省の国際比較資料を見ると、いかに日本の税負担が軽いかをアピールする態度が見え見えだ。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/hikaku.htm
税の比較はそれだけを見て判断は出来ず、社会保障なども含めて考えなければ誤解を生む。
まぁ誤解を誘いたいのだろう。煽動に必死だ。
この時代に国の力は市民の意識の向上によってしかもたらされないだろう。社会的意識の低い国からは知恵も知識も流出していく。それが分からないで、ただひたすら自国だけが特別で成功することが最高と考えているのだから、おめでたく、愚かに傲慢なことだ。
