ASi

石原氏の発言の問題は

下記の記事で、
http://d.hatena.ne.jp/Gakkuri-Kanabun_09/20100420/1271734930
石原氏の言葉の解釈の誤解で、差別意識に基くものではないとの主張がある。これは、表面的な言葉の内容だけを捉えたうわべの話であり、本質を捉えていない。


石原氏の発言の問題は二つある。
帰化した者を元の国籍によって差別する意識を誘発する発言である事。
在日外国人に対する差別意識を誘発する発言である事。
つまり根本的には、日本人優越思想がその根底にある。


そして、最も非難されるべきは、恐らく彼は、誘発する事を意図して発言していると思われる事。


人種差別撤廃条約は、その締約国に、社会システムとして、差別を禁じ根絶する為の制度を設け、積極的な行動を取る事を求めている。さらに、人種の優越性の宣伝、煽動を非難し、偏見の撤廃のために行動する義務を課している。


福島氏が「(帰化を)問題とすること自体、人種差別だ」と言っているのは、帰化を引き合いに出して差別意識を誘発する発言をする事が、問題だと言っているのだ。