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痛みを伴う改革

昔、小泉首相が痛みを伴っても改革、と言っていた。しかし、あれは本質的な改革ではない。それまでに比べれば、必要な事を実行に移せたのかもしれないが、上っ面が気持ち変わった程度ではないだろうか。
今政治空白とか言っている。あれは自民党の詭弁だ。半年や一年で崩壊するわけじゃなし、バブルも終わって十年もたつのに、何も変われない事の方がよほど空白だ。
逆転国会で法案が通らない。それでいい。それが市民の決断だ。今この状況を起こせたことを、市民は誇るべきだ。
この状況で損失や停滞も起こるだろう。これが本当の痛みだ。それでも変わらなければならない。市民の決断だ。
政治家の下らない言葉よりも、遙かに重い決断の結果が目に見えて為されているのだと、自覚して誇ればいいだけのことだ。


政治改革の本当の姿は、組織や仕組みの変更や改善ではない。それはどの政治体制の下でもある程度は出来るし、相対的な成果も出るだろう。政治改革で変えるのは市民の意識だ。そもそも政治は政治家がよその次元でやるのではなく、市民が動かすべきものだ。
政権交代の意味は果てしなく大きい。それは市民の意識の変革の反映だからだ。


小泉氏はその事を隠すのが巧かったな。。。と思ったら、ずいぶん昔にも同じこと書いていた。
http://d.hatena.ne.jp/ashura156/20050901/p1