ASi

GUI

 ちょっと面白い記事だ。中島聡と言う人、Win98やIE34のUIの設計をしていたと言うから、面白い経歴。
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000050154,20093716,00.htm

 昔から思うのだが、Webアプリは昔帰りなんじゃなかろうかと。昔の、ホスト(MVSとか)の、テキストベースのアプリケーション、あれは、テキストベースのUI表示用の命令を解釈して、画面に表示していた。Webアプリは、それがより高度になっただけではないかと。
 それが、JavaScriptとDOMが出てきて、AJAXが形作られて、再びクライアントサイドでUI上の必要な処理を記述するようになってきているのが昨今。ただ、クライアント側にクライアントプログラムのインストールの必要がない点が所謂クライアントサーバシステムとは異なる。
 AJAXで可能なことはJavaAppletでも可能だと思うのだが、隆盛しなかった。JavaAppletは全てをJavaで記述しなければならない点で閉じた世界(その代わり何でもできるが)だが、AJAXはブラウザの機能を利用できるところは利用して、見た目的にもページの中で違和感の無いユーザインタラクションができる。
 きめ細かくて高度なUIはユーザにも高度な操作スキルを要求するが、大勢の普通のユーザはAJAXで実現できるレベルのシンプルなUIで十分と言うことなのだろうか。
 ブロードキャスト的なアプリはWebベースで、パフォーマンスと微に入り細に入ったUIが必要な場合はクライアントサーバで、と言う住み分けがされていくのか。